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ユーザビリティ改善の重要性と改善のポイント

Webサイトの制作において「ユーザビリティ」という要素はとても重要です。ユーザビリティの向上と改善はユーザーの流入に大きく関わるものですから、いかにユーザビリティを考慮したWebサイトを構築できるかが企画・商品・サービスの成功のカギになります。

今回の記事ではユーザビリティがサイトに与える影響や改善のポイントについて説明していきます。

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ユーザビリティとは

ユーザビリティという言葉は一般的に製品やWebサイトにおける「使いやすさ」を意味します。Web制作においてはユーザビリティの良し悪しは顧客の獲得数やコンバージョン率に大きく関わるのです。

ISO(国際標準化機構)におけるユーザビリティの定義は以下のようになっています。

  1. 有効さ / ユーザーが目標を達成するまでの正確さと完全性
  2. 効率 / ユーザーが目標を達成するまでに、正確さと完全性に費やした資源
  3. 満足度 / 製品使用における不快感の少なさ、満足感
  4. 利用状況 / ユーザーが製品を使用する際の物理的・社会的環境の良し悪し

このようにユーザビリティとは単に「使いやすさ」だけでなく、「有効さ」「効率」「満足度」などのさまざまな要素があげられます。Webサイトに限定すれば「簡単に操作できる」「迷わない」「ストレスが溜まらない」「見やすい」といった点に関わってくるのです。

ユーザビリティが与える影響

とても単純なことですが「使いにくいWebサイト」であれば、ユーザーはリピートしてそのサイトを利用しようとは思わないでしょうし、もっと便利で快適なWebサイトのほうを利用するでしょう。ユーザビリティの良し悪しはそれだけユーザーの利用率に直結します。

どのようなサービスであれ、またどのような商品を販売するのであれ、Webサイトにおけるユーザビリティは「リピート率」「顧客獲得率」「購買率」「コンバージョン率」「ユーザー離脱率」「サイト滞在時間」などに大きな影響を与えます。

SEOや広告展開によって目的のWebサイトへ多くのユーザーを誘導できたとしても、そこからユーザーが実際に商品を購入するかどうかは別問題です。どれだけ多くのアクセスがあっても、顧客の獲得に至らないままユーザーが離脱してしまったら、コンバージョン率は大きく低下してしまいます。せっかくPRで成功してアクセスが増えたのに、Webサイトのユーザビリティのせいでユーザーが離れるのは非常にもったいないことです。

サイトを訪れたときユーザーはどのように感じるか、快適に利用できているかどうか、満足度はどの程度か、使い勝手の悪さから離脱していないかどうか・・・こうした点を細かに分析して最適なユーザビリティの設計を目指していきましょう。

ユーザビリティ改善のポイント

ユーザビリティ改善のポイントは多岐にわたります。

リンクテキストの設定

Yahoo!のトップページのリンクテキストはすべて青文字になっています。これを見れば「青文字をクリックすれば別ページに飛ぶ」ということがわかります。同様にテキストにリンクを張る場合は、通常のテキスト文のカラーと一緒にしては、ユーザーからのクリック率は落ちます。
リンクテキストは通常のテキストとは別のスタイルにするのが基本です。カラーを変える、フォントを大きくする、下線を引く、装飾をつけるなどリンクテキストの方法はさまざまです。

ボタンと非ボタンの差別化

クリックしてもらいたい部分を目立つボタンにし、そうでない部分はボタンにしない、という差別化をしっかりつけることでユーザビリティは向上します。逆にボタンじゃない部分やクリック要素のない部分をボタンと似たようなデザインにすると、ユーザーはどこをクリックすればいいのかわからなくなります。
特にアプリや小さなモバイル画面では、クリックできる部分とそうでない部分をはっきりさせたデザイン設計が必要です。

理解しやすいアイコン

視覚的に見にくいアイコン、小さすぎるアイコンはそれだけで存在感が低下します。存在感がないというのは利用者が気づきにくいということ、つまり利用しない率が高くなるのです。ユーザーが気づきやすいアイコンにするだけでなく、アイコンのデザインも意味が伝わりやすいものにしなければなりません。一目でわかるもの、または一度で学習しやすいものを用意しましょう。

フォームの使いやすさ

問い合わせフォーム、購入フォーム、住所入力などフォームのユーザビリティ改善も重要です。
例えば郵便番号を入力したあとに「住所自動入力」のボタンを押すと、自動的に自分の住所が出てくる仕様はユーザビリティのひとつの在り方です。ユーザーは自分の住所を打ち込む手間が省けるので「便利だな」と感じるわけです。
ほかにも入力ミスを自動的に指摘する、全角や半角など入力の書式を強制しない、ブラウザのバックボタンで戻ったあとに情報を再入力させるような作りにしない、フォームの記入項目を少なくシンプルにする、など改善できる部分は多くあります。

ナビゲーションのわかりやすさ

メニュー項目が多すぎる、ボタンが多くて選択肢が広すぎる、といったナビゲーションにしてしまうとユーザーはどこをクリックしていいのか迷ってしまいます。また、画面遷移時にグローバルメニューや固定メニューの位置が変わってしまったり、なくなったりするとユーザーは困ってしまいます。
ナビゲーションはユーザーを迷わせないための大切な要素です。ユーザビリティを考慮した最適なナビゲーションを考えてみましょう。

ユーザビリティの改善のポイントはほかにもさまざまあります。ほんのちょっとしたことがユーザーの利用率やリピート率を大きく変えます。ユーザーの環境や感じ方はそれぞれ違うので、ユーザビリティにおいては100点満点中100点を出すのは不可能です。しかし、そこに近づけるために最良なWebデザインを追求することが、結果的にコンバージョン率を上昇させる結果となります。

ユーザビリティの最適化を一から自社で行うのが難しいという場合は、ユーザビリティ最適化に特化した制作会社にWebサイトの構築を依頼するのも選択肢のひとつとしてあります。ユーザビリティがしっかり考慮されたコンバージョン率の高いWebサイトを実現するために、企業と制作会社のマッチングサービスを利用して、自社に最適な制作会社を選ぶことも検討してみてください。